2年次から、各自が選択する系の科目を学び、専門分野を深めます。神学系は哲学の基礎をしっかり作った上で、教義学を学びます。自由選択科目として、聖書(キリスト教文化系科目群)と倫理(キリスト教倫理系科目群)もあわせて履修することが不可欠です
神学系 科目群
神学系・教義学 | 担当 | |
---|---|---|
イエス・キリストⅡ | 信仰の対象としてのイエス・キリスト(キリスト論)を体系的に考察します | 川中仁 |
キリスト教と哲学Ⅱ | キリスト教の哲学思想の起源と特徴を、自由、善・悪、生と死の問題を手がかりに学びます | HAIDAR, Juan |
キリスト教倫理Ⅱ | キリスト教の倫理の基礎となる考え方を、性と結婚・家庭生活、社会・経済生活、政治参加と平和促進、環境保護など多面的に学びます | 竹内修一 |
神と人間Ⅱ(創造と救済) | 神と人間のダイナミックな出会いを、救いの歴史のドラマから展望します。出会いの起源としての創造、イエス・キリストの生涯の言葉とわざによる救い(恩恵)を考察します | 光延一郎 |
キリストの教会Ⅱ | 教会の本質についての理論を、第二バチカン公会議とそれ以後の発展を踏まえて、体系的に理解します | 川中仁 |
シンボルとサクラメントⅡ | キリスト教における秘跡と儀式を研究します。とくに赦し・病者の塗油・結婚・叙階の秘跡について学びます | 具正謨 |
終末論 | キリスト教的人間観、世界観の核心に関わる究極的希望について、現代人の終末観、聖書の終末観などを比較しながら考察します | 光延一郎 |
諸宗教の神学 | 宗教が多元的である現代世界のなかでの、キリスト教のありかたを考察します | 角田佑一 |
カトリックとプロテスタント | ローマ・カトリック教会以外のキリスト教について学び、それぞれの特徴とカトリックとの関係を理解します | 角田佑一 |
神学系・哲学 | ※は哲学科教員 | |
---|---|---|
認識論Ⅰ、Ⅱ | 知の根源である認識そのものについて徹底的に考察し、知るとは何かを理解します | 大橋容一郎※ |
倫理学Ⅰ、Ⅱ | さまざまな伝統的理論を参照しながら、善、正、幸福、自由など倫理学の基本問題を考察します | 田原彰太郎※ |
人間論Ⅰ、Ⅱ | 人とは何かについて過去のさまざまな見方を概観したうえで(人間論史)、人間らしさとはなにかを考察します | 鈴木※ HAIDAR |
自然神学Ⅰ、Ⅱ | 世界内存在でありかつ神秘内存在である人間のあり方を問い、無神論やニヒリズムの問題、宗教的言語や宗教的体験の問題を考察します | 長町裕司※ |
形而上学Ⅰ、Ⅱ | 形而上学の根本問題を歴史的に理解したうえで、学としての可能性、超越論的諸規定について考察します | 長町※、佐藤※ |
宗教哲学 | 自然神学をさらに深め、哲学と宗教との根源的差異とそこから生じる諸問題を考察します | 長町裕司※ |
古代哲学史 | 今日に至る哲学的思考の基本枠を定めたプラトン、アリストテレスを中心に、古典ギリシア哲学の成立と展開とを概観します | 荻野弘之※ |
中世哲学史 | 古代教父および中世哲学を2世紀から16世紀までの全体的な流れで概観します | 佐藤直子※ |
近世哲学史 | 13世紀から19世紀までの西洋哲学思想を概観します | 大橋容一郞※ |
現代哲学A、B | 19世紀後半のヨーロッパから20世紀へと展開する〈生の哲学〉と〈哲学的生命論〉の潮流を枠主題として、今日における〈いのちへの哲学的問い〉の更なる進展を展望します | コーディネーター 長町裕司※ |
神学系・教会史 | ※は非常勤講師 | |
---|---|---|
キリスト教の成立とその時代 | 初代教会から3世紀におよび歴史、その信仰・神学・教会生活・一般歴史との関連を概観します | 光延一郎 |
教父たちの思想 | 2世紀から8世紀までの教父たちの中から、主な教父たちの生涯と思想について講義します | 手塚奈々子※ |
神学系・司牧神学 | ||
---|---|---|
教会法概論 | 教会での法律の存在意義、教会法の基本概念、歴史的変遷を学び、現行教会法の構成とその基礎となる神学を理解します | 田中昇※ |
宣教学 | 宣教とは、教会が主体的に自らを語るという創造的行為であるという現代的理解を深めます | 原敬子 |